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弦楽器、管楽器、打楽器など、楽器を演奏するときに「きれいな音、良い音で演奏したい」と思うことは奏者にとって普通のことだと思います。そこでここでは私が行っている音色を良くするためにしていることを紹介していきたいと思います。

 

■アンブシュアと口の中の形

 

『初心者の教え方』という記事でも書きましたが、アンブシュアは楽器を吹くうえでとても重要です。あご平らになってるか、丸まっていないか、しわができていないか、噛みすぎていないか、など確認をしてください。アンブシュアが崩れていては良い音は出せません。そして吹いているときの口の中の形は「お」というイメージをすると良いでしょう。「い」や「え」などでは口の中が横に広がってしまいます。なのであくびをした時のような口の中のイメージをもちましょう。

 

■クラリネットの音色を良くするには、良い音を知る・なりたい音を見つける

 

まずは自分自身がどういう音を出しているのか聞きます。自分自身の音を知ることはとても大切です。どんな音を出しているのか、硬いのかやわらかいのか、細いのか太いのか考えます。次に、クラリネットの良い音を聞きましょう。一番は生の演奏をたくさん聞くことが良いですが、毎日のようにコンサートを聞きに行くことは難しいことだと思います。今は技術の進歩のおかげでCD、DVD、インターネット、動画配信サイトなどでいろんな良い音楽、良い音を聞くことができます。それを活用して、たくさんの良い音楽、良い音を聞くようにしましょう。

次に自分自身がなりたい、この人のような音色を出したい、と思うクラリネット奏者を見つけましょう。目標にしたいクラリネット奏者を見つけたら、あとはその人の音を頭で、耳で、体で覚えるまで聞いてください。

 

■音のイメージをもつ

 

良い音をたくさん聞いたからといって、音色がよくなるわけではありません。出したい音の形や色をイメージすることが大切です。よく「丸い音、やさしい音をイメージして」と言われることがあるかと思います。例えば私は大きな中身の詰まった●丸をイメージします。丸にも空洞なのか中身があるのかいろいろな丸があります。

決して丸だけが正解ではありません。奏者1人1人によって音色に対する音の形はそれぞれだと思います。それは色も同じです。明るい音、暗い音、淡い色などたくさんの色がありますが、色をイメージするのは難しいかもしれません。そんな時は、出したい音のクラリネット奏者の音色が何色に聞こえるか、見えるか、感じるかを考えると自然と自分自身が出したい音の色がイメージ出来るはずです。形と色が決まれば、それをイメージして練習をしてください。すぐに音に変化は出ないと思いますが、少しずつ音に変化がでてくるでしょう。

 

■スケール練習・CDを流しながら基礎練習

 

ここでは私がしているスケール練習の方法を紹介します。全部の調をやるのが理想ですが、毎日全部の調は難しいと思うので、1日一つか二つの調を決めてやると良いです。

 

クラリネットスケール練習

 

■Tempo♩=80

 

  1. 2分音符
  2. 4分音符
  3. 8分音符という3段階で練習をします。

 

スケール練習では、音をきれいに繋げること、フレーズを意識すること、歌うように演奏すること、を考えてやりましょう。スケール練習することで音色も良くなります。

そして良い方法かはわかりませんが私はたまに自分の好きな、なりたい音、出したい音のクラリネット奏者のCDをかけながら基礎練習をします。基礎練習の間ずっと音色だけに集中するのは難しいので、CDをかけながら自分の音との間にところどころ聞こえてくる音を常に聞くことができ、自然とその音に近づけようと考え、練習することができます。

 

このCDを流しながらの練習は合う人、合わない人がいるので、集中できない、自分の音が聞けないなど思う方はやめたほうが良いかもしれません。

 

■クラリネットの音色を良くするには まとめ

 

昔、師匠に「音色は楽器を吹くうえで一番難しいことだ。100人奏者がいたら100種類の音がある。」と言われたことがあります。本当にそうだと思います。奏者それぞれが思う音、考える音が違うからこそ、個性というものが出て、その人にしか出せない音があると思います。1日2日で変化がでるものではありません。毎日の積み重ねが大事なのです。自分が出したい音、なりたい音を追及していくことで、きれいな音、自分にしか出せない音ができてくるのだと思います。

 

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